ガス管の保護としてのフレキシブルチューブ

ガスの配管を保護するためのフレキシブルチューブ

<博士>
今日は、ガス管に使われている螺旋管について解説しよう。
ガス管も、電気や通信の配線、給水管と同じ用に当然ながら保護されなければならない。万が一ガス管に穴が空いて漏れ出たら即人命にかかわる事態となるので、特に保護が重要なのじゃ。
わしのように古い人間?はガス配管というといわゆる白ガス管と言われるSGP鋼管をイメージするが、今は施工性や配管の自在性からフレキシブル管を使用することが多いのである。このフレキシブル管の中をガスが流れるのだが、このフレキシブル管に穴があかないように、さらに外側に保護管を被せるのである。
この保護管について、きょうは詳しく解説していこう。よろしいかな。

ガス管を保護するフレキパイプの種類

先ほども博士が言っていたように、ガス管のフレキシブル管はいろいろな場所で使用されています。住宅やアパート、マンション、公共施設などなど。建物の床下や壁の中などのいわゆる「隠蔽箇所」に自在に配管されています。
このすべてについて保護管を施しているのではなく、実際には特に危険な箇所に保護管が使用されています。
そしてその危険性に応じて、厚肉フレキ防護管、薄肉フレキ防護管、よろい管と言われる3種類の保護管が使用されています。

厚肉タイプのフレキ防護管の役割

厚肉フレキ防護と言われる保護管は、主に釘打ちなどによる万が一の損傷を未然に防ぐため、柱との交差部や、釘打の可能性がある箇所に設置されています。
写真は、一戸建て住宅の壁の上部に厚肉フレキ防護管が施されていますが、この箇所は和室の押し入れに位置し、後から棚が設置される場所になります。
厚肉防護管は鉄製で材料となる鉄板の厚さは1.6mmもあります。
1.6mmの鉄板をラセン状に巻いて螺旋管にすることで、堅牢で自在に曲がる管になります。
至近距離からエア釘打ち機で長さ50mmの釘を打ち付けても、管状のため左右どちらかに釘が逃げてしまい、結果刺さらないことになります。
この厚肉防護管は、長さ500mmで販売されています。もし500mm以上長く使いたい場合は、連結することも可能です。

薄肉タイプの防護管、よろい管の役割

薄肉フレキ防護管というのは、厚肉と同じ螺旋管の構造ですが、材料厚が1.2mmのものをいいます。厚肉ほどの堅牢さはないですが、壁への穴あけ器やホルソーなどによる外壁貫通工事や、建設現場でのフレキ管の踏み付けによる損傷などからフレキ管を守ります。
この薄肉防護管は厚肉とは違い、長尺で作られています。サイズによって長さは違いますが、5m~10mになります。(右写真は薄肉防護管)
薄肉フレキ防護管よりもさらに軽量な保護管として、「よろい管」と呼ばれるものがあります。
薄肉防護管よりも材料が薄く、0.5mm~0.8mmになります。
15m~30mで製品になってます。長いため当然現場で必要長さに切断して使われます。
いずれも、ガス会社や工事会社が必要な箇所に必要な保護管を選定して使用しています。

防護管の利便性

先述しましたが、近年建物内でのガス配管はフレキ配管が主流になっています。継手もワンタッチで結合できるようになり、狭い場所でも自在に早く施工できるようになりました。
ただし、利便性が向上した分、施工は正しく安全に行われる必要性が今まで以上に求められています。
実際フレキ配管で行うためには、有資格者(高圧ガス保安協会フレキ管講習修了者)に限るとしているケースもあります。その講習の中では防護管を適切な位置に設置することも盛り込まれています。
防護管の代わりに防護板と呼ばれる鉄板を設置するケースもありますが、やはり螺旋管になっているほうがフレキシビリティに対応できるため、多くの場面で使用されてるようです。

ガス管だけじゃない

<博士>
釘打ちマシンで釘を打ち付けてもビクともしない。
鎧のように重たいけれども、ガスだけでなく他にも利用できるじゃろう。
となると、○○でも大丈夫かも?

お気軽にお問い合わせ下さい。 用途にあったフレキシブルチューブのご提案・開発を致します。お気軽にお問い合わせ下さい。 用途にあったフレキシブルチューブのご提案・開発を致します。