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照明用フレキシブルスタンドへの塗装処理

LED照明器具メーカーから問い合わせ

都内にあるLED照明の製造メーカーからメールで問い合わせがありました。

LEDを使用したライトスタンドを開発する中でフレキシブルチューブを探しているとのことでした。
お話を聞いていきながら、お客様のご要望を整理することができました。

フレキタイプ スタンドフレキシブルチューブ

フレキ外径  直径10mmくらい
フレキ部長さ 200mm程度
ヘッド部重量 200g程度
先端部品   ネジ取付け
根元部品   パイプと接続
表面処理   白もしくは黒での塗装

フレキへの塗装は難しい?

この場合のポイントは塗装色でありまして、基本塗装の場合はなるべく
濃い色のほうが仕上がりが良いことが多いです。

塗装としては吹付塗装、静電塗装、真空蒸着等がありますが、
いずれもフレキへの塗装は難しく、対応していただける塗装会社様は限られています。

それは曲げた時に塗装されない部分が出てこないように、
フレキ谷部分の奥まで十分に塗装しなければならないためです。


屈曲を繰り返しても塗装がはがれないというのも難しい技術であり、
それぞれ塗装会社様の独自のノウハウがあります。


なぜなら、スタンドフレキシブルチューブのように形状保持をするフレキは
屈曲で重なり合う金属と金属が擦れる摩擦によって保持しているわけですから・・・

白色を希望される場合もある

フレキへの表面加工で塗装の場合には、
標準としては黒色のつや有、つや消し、半つや仕上げをお勧めしていますが、
ご要望によって特殊色やメタリック、木目調などの塗装も対応は可能です。


中でも医療機関では特に白系を指定されることが多いです。
清潔なイメージが出せますが、白系の色は厚塗りするためフレキの谷の隙間に塗料が溜まりやすく、
曲げた際に塗装が割れてしまう危険性があります。

白い熱収縮チューブを利用する

白系の色の場合は熱収縮チューブを被覆することをお勧めしています。
塗装に比較して安定していますし、安価です。

<博士>
どうじゃな・・・収縮チューブを使用した場合の継手部品との接合方法や、
継手の塗装などについても気軽に相談じゃっ ・・・