スリムアーマード光コードとは何者?

それはステンレスコイルで保護された光パッチコードです

スリムアーマード光コードとは、ステンレスコイルで保護された光回線のパッチコードのことです。
従来のフレキシブルチューブの中に光ファイバーを通す方法ではなく、光ファイバーの周りにステンレスコイルを巻くことによって、光コード自体に保護機能を持たせたものになっています。しかもシース外径が2.0mmのため、保護機能のない一般の光コードと変わりません。
また、少ない材料で大量に生産するため、コストも比較的安価になっています。

スリムアーマード光コードのしくみ

そんなスリムアーマード光コードの構造はどうなっているのでしょうか?
ファイバー心線にステンレスコイルを巻き付け、それを囲むようにアラミド繊維(ケブラー)を施しています。さらに難燃PVCで被覆している構造になってます。
ステンレスコイルで側圧に強度を持たせ、なお且つケブラーで引張りに強い構造になっています。
これで単心では外径2.0mmを実現しています。
フレキシブルチューブを使った光コードの場合は、金属フレキが噛み合っている構造のため、フレキだけで側圧と引張り両方に強いですが、細くすることに限界があり、その分コネクターも大きく、また軽量化も困難でした。
スリムアーマードは、引張り対策と側圧対策の機能を分けたことでスリム化、軽量化というメリットを得ることができたのです。

どのくらい強いのか

では、実際に光コードの側圧(圧縮強度)、引張強度はどの程度のものなのでしょう?
具体的な計測結果は下表になります。スリムアーマード光コードは一般のコードとフレキシブルチューブのコードの中間に位置している存在ですが、結果としては引張強度、圧縮強度ともにフレキシブルチューブよりも強い数値が出ています。
但し、圧縮強度に関しては変形開始までの力(N)なので、フレキの場合は変形しても中のファイバーが損傷するまで時間がかかるため同条件とは言えませんが。
しかしながら,保護するには充分な力を備えてることは確かです。

スリムアーマード光コードはどこで使われているか

しかし、光コードをそこまで保護する必要はあるのでしょうか?
幹線やビル内配線は光ファイバーケーブルが使われています。これらはケーブル自体強固に保護されているものです。光コードが使われるのはキャビネット内がほとんどです。また、データセンターなどバックアップ回線がしっかりしていますので特に保護する必要はないのでは?と思われる方も多いかと思われます。
しかしながら、ネズミを甘く見てはいけません。キャビネットのわずかなスキ間やゴム栓をした穴など食いちぎって入り込むのです。実際そうやってバックアップ回線もろとも傷つけてしまい大きなトラブルになった事例があります。また前回も述べたように施設時にニッパなどで傷つけてしまうことも多いのです。
さらに写真を見てください。某ターミナル駅の案内表示器の上部にある光成端箱ですが、光コードが箱から露出しています。実際の施工現場ではこうなることが少なくないそうです。

進化する光ファイバープロテクター

障害物を検知して瞬時に安全を講じるような機器が、様々な現場に無数に設置されることが予想される今、バックアップ回線も必要ですが、それ以前に配線コード自体に保護機能を持たせることはもはや必須になってくると思われます。
スリムアーマードが第2世代とすれば、すぐに第3世代、第4世代が登場してくることでしょう。
どうする?博士!

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