ライトスタンドのフレキと端末部品はどのように接合すればいいの?

フレキと端末部品の取り付け方がわかりません

<博士>
オッホン。照明器具にフレキを使用したいが、フレキの端末部品をどうやって取り付けたらいいのかわからない、という声をよく聞く。
いきなりフレキに直接ネジ切ってくれ、という人もいるが、さすがにそれは無理な話じゃ。
何某かのパーツをまず端末部に接合しなくてはならない。
接着かな?プレスかな?と大体のイメージはあると思うが、きょうはそのあたりを詳しく解説していこうと思う。よろしいかな。

照明器具のフレキと端末パーツの種類にはどのようなものがあるの?

博士も言ったように、ライトスタンドなどの照明器具にフレキシブルチューブ(フレキシブルアーム)が使用されている場合、そのフレキの端末部にパーツを取り付けなければなりません。
但し、照明器具を直接フレキに取り付けるのは現実的ではありません。フレキと照明器具の中間パーツとして、端末部品が必要になってきます。片側にフレキが差込まれるような丸い穴が空いており、反対側はオスネジになっているものです。
このパーツがフレキの両端に取り付けられます。取付方法は後述しますが、照明器具の付くほうが先端部品、反対側を接続部品または根元部品といいます。
ネジの寸法や長さなどの形状は個々の完成体のデザインによります。例えば六角になっていたり、ローレット状になっていることもあります。
材質も鉄や真ちゅうといった金属から、塩ビ、POMなどの樹脂製の場合もあります。いずれも用途やデザインによって最適なものが選ばれます。
ではその接合方法はどのようにされるのでしょうか?そのほとんどが接着、プレス、溶接(ハンダ)のいずれかになります。

フレキパイプと端末部品を接着剤で取り付ける場合のメリットと注意点は?

フレキと端末部品を接着剤で接合する場合、一般的に使われている接着剤はエポキシ系の二液性接着剤です。セメダイン社ではNo.1500、スリーボンド社ではNO.2087になります。
この場合、端末部品のフレキ挿入部の内径はフレキの外径+0.2mmくらいになります。このフレキ挿入部の深さは、最低でもフレキの外径と同じ長さが必要です。
接着の場合は後述のプレスや溶接に比べ、外観がきれいに仕上がります。また、樹脂系のパーツにも対応できます。
但し接着剤の塗布量の管理が必要で、少ないと接着力が弱まります。また、フレキを深く挿入する必要があるため、その分端末部品を長くしなければなりません。また、接着剤が熱に弱いため、表面処理も接着前に、フレキと部品それぞれメッキや塗装を行う必要があります。

フレキチューブと継手をプレスで取り付ける場合のメリットと注意点は?

フレキと継手(端末部品)をプレスにて接合する場合は、クリンプマシンのように8方向から金型でプレスする八方締めというやり方と、上下2個の金型でプレスするやり方などがあります。
プレスの場合は、設備があれば短時間で均一な製品ができます。但し、プレス跡が付きます。
また、樹脂部品の場合はプレスできません。さらにプレスの場合は抜けには非常に強いですが、状況によっては回ってしまう場合もあります。接着とプレスを併用する場合もありますが、その場合は先にメッキや塗装をするため、プレスによってこれが剝がれることも考えられます。
またプレスの場合、部品を肉厚にする(1.0~1.5mm)必要があるため、その分部品外径が太くなります。

フレキアームと接続金具を溶接(ハンダ)で取り付ける場合のメリット注意点は?

フレキと部品をハンダ溶接することで非常に強固な接合をすることができます。
また、接合後にメッキや塗装ができますし、仕上がりもきれいです。
但し、このハンダ溶接をきれいに、均一に行うには熟練が必要であり、近年職人の数が減ってきています。きれいに仕上がるとフレキから部品にかけて自然なカーブが出来、外観もとても美しいですが、どうしても高価な製品になります。
また、樹脂部品ではできません。

それぞれの使い分けが必要

以上のように、端末部品との接合はそれぞれにメリット、デメリットがあるため、ケースバイケースで使い分けていくことが必要になってきます。
私たちはフレキ専門の組み立てを行っていますので、過去の経験を踏まえて、最適なご提案ができるかと思います。
<博士>
いかがかな?次は端末部品からその先の部品との結合について解説していこうと思うぞ。ホッホ

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