フレキ(出口管/吐水管)のリークテストとは

インターロックフレキの漏水試験が必要なのはどんな時

<博士>
瞬間湯沸かし器や、浄水器のノズルに使われているフレキは、インターロック型フレキシブルチューブじゃが、これを人によっては出口管あるいは吐水管と呼んでいる。
このフレキは、水を通しても染み出てこないことが前提になっており、そのために漏水試験(漏れ試験/リークテストとも言う)を行っているのだ。
今日は、そのリークテストの方法について解説していこうと思う。

フレキの止水の仕組みとは

湯沸かし器や浄水器、整水器に使用されるフレキは、インターロック型フレキシブルチューブと言い、螺旋の噛み合わせが深くその摩擦力で曲げた形状を保持できるようになっています。
また、噛み合わせ部には綿糸が挿入されており、この綿糸が水を吸収すると膨潤してパッキンの役割を果たすようになるという構造になっています。
従いまして、弱い圧力の場合でしか止水できないという「簡易止水」ということになります。
具体的には0.02Mpaが止水限界圧力になります。
実際には、ノズル口のように開放状態での使用がフレキの条件になります。
但し、フレキの噛み合わせ部の異常や綿糸の挿入位置の異常、端末継手との接着が正しくされていない場合には、開放状態でも漏水してくる可能性がありますので、弱い圧力をかけて止水し、漏れがないかどうかを確認する必要があるのです。

フレキのリーク試験はどのように行われるの

インターロックフレキのリークテスト(漏れ試験)は、フレキを水没させエアーを注入して気泡の有無を目視で確認する方法で行われます。
その際に重要なことは、テスト前にインターロックフレキを水またはお湯に20分以上浸しておき、綿糸が十分に水を吸収した状態でテストを行う、ということです。
いきなりテストをすると、良品であっても漏れることになります。
フレキの片側に蓋をして、もう片側にホースを取り付けて0.02Mpaに設定されたエアーを流し込み、3秒間以上保持して気泡が発生しないかを確認します。確認する箇所はフレキ全体および端末部品が付いている場合は、その接合部(接着不良などを確認する)になります。
この場合に、フレキの隙間(綿糸より外側)にとどまっていた空気が押し出されて出てくることがありますが、これは不良ではありません。これを見極めるには経験が必要ですが、細かな気泡が連続して出てくる場合には、不良ということになります。

インナーチューブを使用すればリークテストは不要なのですか

近年は、水質の安全性をより高めるためにインターロックフレキ内部に直接水を流すのではなく、内部にチューブを通して(インナーチューブという)、その中に水を流す方式が採用されることが多いです。
この場合は、チューブの端部にホース継手のようなパーツが取り付けられ、ここで止水されますので直接インターロックフレキが水に接することはありません。
従って、フレキの漏れ検査というよりは、端末部品との接合部の接着不良を確認するためにリークテストを行います。
この場合は圧力も高く、0.2Mpa程度の圧力で行うことになり、事前に水没させておく必要もありません。

通水テストの必要性

インターロックフレキを出口管や吐水管として使用する場合、上記の様なエアーによるリークテストは、実際の使用を反映さえた試験方法ではありません。エアーのリークテストで漏れたフレキでも、通水時に必ず水が染み出てくるとは限りません。
しかしながら、試験の簡便性や合否判定のし易さからエアーのリークテストが行われています。
では、中に水を通して行う通水テストは行わなくてよいのでしょうか?
答えはノーです。通水テストは漏れだけでなく、水が先端からきれいに出てくるか、分散して出てこないかなど通水性を確認するために必要になります。事例として、インナーホースがフレキの内部で捻じれていて、水が出なかったといったこともありました。
いずれにしても、通水テストはフレキのみで行うのではなく、完成品のメーカーが最終製品(浄水器や湯沸かし器など)としてテストすることが多いです。

漏れのないフレキを作るために

<博士>
インターロックフレキは、漏れがないものというだけでなく、保持力の強いもの、しなやかに曲がるもの、小さく曲がるもの、など様々な性能を要求される。これは製造機械の進歩だけではなく、機械を取り扱う職人の技が必要になってくる。
微妙な材料の厚さや硬さの変化を捉え、微調整を繰り返してしているのじゃ!

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